スポンサーリンク
コビット19が中国で大変だった時期でも日本に帰らずに中国四川省成都に留まったひじパンダです。中国でのウイルス終息宣言の期待が高まっていくのとは逆に、世界ではコビット19が拡散して大変な被害をもたらしています。ひじパンダが中国に来る前に約6年間暮らしていたオーストラリアでもロックダウンという事態が起きてしまいました。
引きこもり生活で失ったもの
これから先、世界各国で中国で起こった出来事と似たようなことが起きる可能性があります。自宅から出られず、仕事も出来ない生活を送る人も多くなるでしょう。ひじパンダは中国では留学生と言う立場で仕事はしていないのでその観点からはロックダウン生活を語ることは出来ないのですが、引きこもり生活を二カ月程、中国国内でしているのでその観点から何かアドバイスが出来ればと考え、記事にしたいと思います。
基本的には外出することが出来ない生活でした。四川省成都では外出の自粛要請だったので、外出をしてはいけないことは無かったのですが、外に出るのは一日一回(気分転換や買い物がてら)、行動範囲は近所のみと決めてました。留学生の友人はほぼ全員帰国、中国人の友人は実家から出られない、又は外出をあまりしたくない状態でした。一日の流れは基本以下の形でした。
先ほども述べたように、中国の方は大分落ち着いて来ました。未だにあまり外に出たくない人も多いですが、ひじパンダも含めて大分、外出をするようになって来ています。
中国四川省成都の観光地。コビット19の影響で人がいない「锦里」に行ったのだけど、夜の美しさが「宽窄巷子」と比べ物にならないくらい美しかった😭夜まで粘って良かった😆これは一生忘れられない😍動画も撮ったので楽しみにしててください😄 pic.twitter.com/WwnBzfR1cI
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) March 17, 2020
引きこもり生活のことを忘れない意味を込めて、改めてそこで失ったもの、得たもの、現在感じていることを記事にします。まずは失ったものから。
友人と過ごす時間
実は、現在でも友人に会うことが出来ていません。理由は中国人のほとんどの友人は成都の中心部から離れた実家にいるからです。大学生の友人は大学に戻れないそうです。。。社会人の友人はあまりおらず。。。留学生はほぼ全員帰国していて大学の許可が下りるまでは中国に帰ってくることが出来ません。
つまり、ひじパンダの交流は基本的にはお店のスタッフやオンラインでの友人との会話のみです。はっきり言います。。。
2カ月以上、これはとても辛いです!
皆さんは2ヵ月、友人に会えなかったことってありますか?自分は人生でこれが初めてです。留学生にも中国人の友人にも早く戻って来て貰って、面と向かって皆と会話がしたいです。
運動する時間
週に3回はジムが2ヵ月間閉まっていました(3月23日からやっとオープン)。ジムは密閉空間で器材等を共有するため、コビット19が広まりやすい場所なので国から中々営業許可が下りませんでした。
成都の冬の空気はとても悪いので、外で運動するのは危険です。かと言って、家で運動する気も起きなかったので、運動は近所の散歩と健康に気を付けるために野菜中心で自炊等をしていました。
引きこもり生活で得たもの
気分転換等がとても難しく、ストレスが溜まることもありましたが、実はこの生活の中で得たものも沢山が沢山あります。
勉強する時間
友人と半強制的に会えません。開いているお店もほとんどないです。家に引きこもって何かする以外の選択肢しか自然と無くなってしまいます。
中国語の勉強
中国に来てから7カ月程経つのですが、最初の5ヵ月よりもウイルスの影響で引きこもり生活をしていた後半の2ヵ月の方が明らかに中国語のレベルが上がっています。オンライン授業の際に先生の言っていることがかなり分かるようになっていてちょっと驚きました。
友人とも遊べないし、やることが無くて家で中国語を勉強したり、調べ事ばかりしていたお陰だと思います。
動画観たりや記事を読んで調べ事
元々、動画で頭の良い人達の話を聞いたり、ネットの記事を読んだりするのは好きな性格だったのだけど、やることが無くて益々その時間が増えました。なので引きこもり生活の間にかなりの知識が身に付いたと思います。
ブログを書く時間
これも時間があり過ぎて、日本語での記事はもちろん英語や中国語でも記事を書いたりしてみました。ブログを書く時間は自分の考えを整理したり、自己表現の時間でもあるので友人と遊べない分、ストレス発散にもなっています。
お金の節約
お店が全く開いていないので自炊の時間が増えるし、友人と遊べないのでお金を使うことはほとんどありません。2月の生活費は家賃、飲食代等全て込みで2万8千円ほどでした。普通に暮らしていても3万5千使わない程度ですが、大分節約出来たと思います。ちなみに、今月も3万円ちょっとくらいで暮らせそうです。高いレストランを選ばなければ成都の飲食代はとても安いので、実は友人と遊ばなければ1日2食外食をしても月3万円程で暮らせます。
料理のスキルアップ
開いているお店が少なすぎて自炊をせざる得なかったので、麻婆豆腐や肉じゃが等も作って見ました。麻婆豆腐は何回か作ったのでかなり美味しく作れるようになりましたよ!
引きこもり生活が終わりかけて感じたこと、経験したこと
4月8日にどうやら武漢市の封鎖が解除されるようです。1月23日から2ヶ月以上の街全体の封鎖生活。武漢市の人達、封鎖で街を出られなくなった人達はコビット19の件で世界で1番大変な時期を過ごしてきたと思います。本当に心の底から「おめでとう😆😆😆」と言いたいです🎉🎉🎉https://t.co/0AOjd41S0T
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) March 24, 2020
3月25日から武漢市以外の封鎖が解除され、4月8日には武漢市の封鎖も解除されるようです。成都でも今月2週目くらいから街の中心部に活気が戻って来ていて、お店も多く開くようになりました。再びウイルス拡散が起きるのはさすがに不味いので、ウイルス終息宣言を中国政府が簡単に出すとは思えないですが、良い方に向かっていっているのは間違いありません。
当たり前の生活に感謝の気持ちを感じられるようになった
日本から海外に出た時も当たり前だったものが当たり前では無くなり、色んな物に感謝を出来るようにはなりましたが、半強制的に行動の自由が制限されてしまった今回の出来事を通して、改めて色んな事に感謝を出来るようになりました。
1 : 友人に当たり前のように会える生活
2 : 当たり前のように外で遊べる生活
3 : ジムで運動出来る生活
4 : マスクが必要の無い生活
5 : 美味しい物がレストランで食べられる生活
6:体温チェックが無い生活
7:健康に気持ちが参るほど気を付けなくても良い生活
8 : 何かあった時に業者に直ぐに頼める生活
等々
未だに元に戻っていない物も沢山ありますが、こんな当たり前のような生活に感謝をしなければならないと思うようになりました。今の気持ちを忘れないように、このブログを書いたというのもあります。
3月23日からジムが再開したので久しぶりにジムで汗を流して帰りに美味しいご飯を食べて、家でシャワーを浴びたのですが、そんな時間がとても尊く感じました
久し振りにジムに行って汗かいてその帰りに美味しい食べ物を食べるという当たり前の生活が尊く感じるようになった😆経済活動はやっぱり回したほうが健康的かもしれない😥日本は今のような中途半端な対策をするならイベントやお店に営業基準を設けて罰金を高くして見回りを増やすなりした方が良いかも😅 pic.twitter.com/SB4E68aWT0
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) March 24, 2020
普段見られない観光地の光景を見られた
これは1月23日の武漢閉鎖から約2ヵ月間、しんどい生活を耐えたご褒美だと思っています。なんと。。。
いつもごった返している観光地に人がいません!!!
上の風景は観光客がいなくなった「锦里(ジンリー)」という成都の中でも有名な観光地の1つの風景です。。。そしていつもは。。。
このような形で人が沢山います。この観光地には夜になっても本来は人が沢山います。お店も沢山開いているのですが、観光客が来ないので、ほとんどのお店は早い時間に閉まります。
他にも「宽窄巷子(kuanzhaixiangzi)」などの観光地にも人がいません。成都の観光地の普段と現在をまとめたものに関してはYou Tube動画にまとめてあるので、ぜひ、You Tubeチャンネルの方もどうぞ宜しくお願い致します。
でもこんな生活はもう二度と経験したくはない
ロックダウン生活へのアドバイス
正直、こんな生活はもう二度と経験したくはないのですが、人生、何が起こるかわからないですし、この引きこもり生活から得たものかなり多いと思っています。特に、中国語とブログに関しては普段よりも集中して取り組むことが出来たと思っています。
これを機に皆さんも色んな事を勉強してみてはどうでしょうか?
暇な時間をダラダラ過ごすよりも、このロックダウンが解除された後に他の人との差別化を図る良い機会でもあると思っています。仕事が出来る人ほど、こういう時の時間を使うのが上手なような気もします。自分はあまり上手ではないので程ほどにしか努力を出来なかったような気もしなくはないですが。
中国の方も未だに終息宣言が出ているわけではなく、相変わらず厳しい対策を取っています。世界のコビット19が早く終息することを心の底から願っています。
You Tubeチャンネル: hijisan.channel
Twitter : https://twitter.com/hijisancom (Mobile : @hijisancom)
スポンサーリンク
コメント