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現在、中国四川省成都に留学中のひじパンダです。以前、中国に関する記事で
【中国の実態】中国の良い所を現地にいる日本人がひたすら語ります
という記事を書かせて頂きました。「メディアが伝える中国」と「実際に筆者が見ている中国」に大分開きがあると感じて書いた記事です。
今回の記事は前回の記事と内容が重なる部分があると思いますが、1つ1つを少し深く掘り下げていきたいと思っています。1つ1つの項目が長くなってしまうので、いくつかの記事に分けたいと思います。
この記事では1番、2番に触れたいと思います。トップ?と書きましたが、全てが筆者にとって大切なので、あえてランク付けはしません。3番以降の項目は追って記事にするので(項目を増やすかもしれません)、お楽しみに。
少数民族は不利⇒少数民族が優遇されている
チベットでチベット人が、ウイグル地区でウイグル人が虐待されているというイメージしか恐らく、ニュースを見ているだけだと湧かないと思います。
こういう動画を観たら中国ではウイグル人はチベット人は酷い扱いしかされていないというイメージしか湧かないと思います。筆者も中国に来るまではそういうイメージがかなり強かったです。国際ニュースで取り上げられている内容も一部事実だと思うし、メディアによって強調をされている(又は歪曲されている)のも事実だと思っています。メディアは情報操作が大好きなので。
中国に来てから筆者の考えがどのように変わったのか。お伝えします。
ウイグルの中から実際のウイグルの状況を伝える人もいる
You Tubeで検索すると個人単位でウイグル地区の良さなどをウイグルの内側から伝えようとする人たちもいます。大手メディアにおいては中国を貶めたい内容の動画ばかりがとても目立ちます。さて、それは何故でしょうか?
「中国は人権弾圧をしている許されない国だ」というバイアスを世界に植え付けたい巨大な力が働いているとしか思えないです。
教育施設を作るまでウイグル地区でテロ等が起こっていた
ウイグル地区ではテロ等が頻繁に起こっていたそうです。世界で強制収容所と言われている教育施設が出来てからしばらくはテロが起こっていないとのこと。これは個人的な見解ですが、
おそらく、昔は強制収容所内で非人権的なことが一部あったと思います。現在はおそらくは大分改善されているはず。中国は国際社会の目を大分気にするようになっているはずなので。
ちなみに、アメリカもアフガニスタンの収容所や戦争を仕掛けた国で大分酷いことをしていますよね。何でアメリカの人権問題はもっと叩かれないのでしょうか。少なくとも差別の多いアメリカが人権について語る資格はないと思っています。
イスラム料理のお店が四川省成都にはめっちゃある

成都の兰州料理屋
四川省成都にはムスリム系レストラン(兰州料理)が多くあります。そのレストランを経営している多くの人達はウイグル人です。

兰州料理、めっちゃ旨いです!!!
中国の他の場所でも兰州料理のお店は多いようですが、恐らくは成都はとりわけ多いかもしれません。

ウルムチと成都
地図を見て分かる通り、成都の左側にある大都市や地区は限られています。成都の左側は山岳地帯ばかりです。

成都って実は少数民族と言われる人達がめっちゃ多い街なんです。ある意味、多文化都市と言っても良いかもしれません
中国の他の地域は知らないですが、少なくとも四川省成都に関してはウイグルやチベット文化は大分受け入れられています。

兰州料理のお店にて店主と撮影
前に住んでいたアパート近くの兰州料理屋の店主。
少数民族はむしろ優遇されている

ロン・モンロ―
知っている人は知っていると思いますが、新垣結衣にそっくりと言われる中国のガッキー、ロンモンロ―さん(龙梦柔/栗子)も少数民族の1つ土家族(トゥチャ族)出身の方です。
中国は90%以上が漢民族で構成されているのですが、他の民族(いわゆる少数民族)が住んでいます。その少数民族の人達には様々な優遇が施されています。例えば
1:大学への進学や就職が漢民族よりも有利
2:結婚の年齢制限が緩い
3:子どもを産んでも良い人数が緩い
他にももっとあると思いますが、筆者が知っているのはこの3つです。ちなみに、少数民族の1つの苗族(ミャオ族)出身の大学生2人と食事をしたことがあるのですが、2人とも地図で見る限り大分田舎の方の出身のようですが、裕福な家庭育ちのようでした。

大学卒業後、ヨーロッパの大学院に行く予定(2人とも)

日本に2回行ったことがあるけど、日本の物価は安いと思う
親がお金を持っているのでしょう。中国政府は長い間貧困撲滅を政策として全面的に押し出して取り組んでいるので、田舎の方でも経済的に豊かになれるのはその成果の表れの1つかもしれません。
ちなみに、漢民族の一部の人達からはこの少数民族優遇政策に一部不満も出ているそうですが、

民主主義だったらこの政策の実現は難しかったでしょうね
ウイグル族出身の女優が活躍

ディルラバ・ディルムラット
ディルラバ・ディルムラット(迪丽热巴·迪力木拉提 / دىلرەبا دىلمۇرات) さん。恐らくは中国の若者でこの女優知らない人は少ないでしょう。成都の至る所でポスターも見るので、筆者もこの女優さんのことは気になっていました。

名前が難しくていつも途中で噛みます
ウイグル人の女優さんです。他のウイグル人の人達も中国で大分活躍しています。ウイグル地区は中東がすぐ隣なので混血の人達が多いのかも。顔立ちが整っていてとても美人ですね。
少数民族はむしろ優遇されている
ウイグル人やチベット人に対する弾圧は一部ある、又は一部あった可能性はあると思っています。ただ、メディアが都合の良いように情報を歪曲したり、一部に焦点を当ててそれが大袈裟に伝えているのも事実だと思います。
少数民族が大多数の漢民族よりも優遇されているこれらの事実は海外メディアは伝えないのでしょうか?中国のイメージが悪い方が都合が良いので伝えたくないのでしょうか?
自由が無い⇒意外と自由

中国は言論や情報が管理・統制されていて自由が無いよね
筆者は中国に来る前はこれが実は一番気になっていました。VPNが無いと海外のSNSや検索ツールにアクセス出来ないし、監視やルールにがんじがらめで結構窮屈な生活を中国で送らなければならないのかと思っていました。中国に来るまでの中国のイメージはこのような形でした。
1:中国政府の批判は全く出来ない
2:中国国内の中国人は海外の正確な情報をあまり知らない
3:写真や動画撮影が厳しい
それでは、1つ1つ解説していきましょう。
中国政府の批判は全く出来ない⇒程度による
著名人があからさまに政府批判等をするのは難しいかもしれないですが、一個人がいくら騒いだところで中国政府はほとんど気にしないと思います。例えば、人を集めて政府を倒すみたいな過激な思想集団になったら捕まったりするかもしれないです。
ただ、日本でもそんな過激な集団になることってあまり無くないですか?むしろその集団自体ちょっと怖くないですか?筆者はツイッターで日本の政府批判をすることが多いのですが、その程度の批判なら中国政府に同じようなことをしても全く問題がないと思っています。
明らかに「携帯、インターネット 、銀行、企業、警察、政府等々」が何かしらの形で繋がっているので「監視されている」という感覚はあるのですが、

管理・監視された中での自由
という感覚も同時にあります。なので自由が無いという感覚は今のところ全くないです。
中国国内の中国人は海外の正確な情報をあまり知らない⇒かなり知ってる
中国国外に留学している(留学していた)友人などが世界の情報にアクセスしていて多くの情報を持っているのは分かっていたのですが、中国国内で、さらに海外に行ったことの無い友人も海外の情報にアクセスしているのには驚きました。

現代の中国人の若者はVPNを使って海外の情報にアクセスしています
つまり、多くの中国の若者は中国国内外の情報にアクセスしています。恐らくは、ほとんどの人達が日本語しか話せない日本人よりも中国の若者の方が世界の情報を持っているし比較しています。
そういえば、ツイッターやYou Tubeでも中国人でアカウントを持っている人がいますよね。しかも中国国内にいるにも関わらず。中国人のインフルエンサーでフォロワーが沢山いる人もよく見かけます。
ちなみに、自分が好きなインフルエンサー、李子柒(リー・ズーチー)さんのチャンネル登録者数は世界で1000万人を超えています。四川省の農村部での彼女の暮らしぶりを動画撮影してアップロードしています。ちなみに、この登録者数がどのくらいすごいかというと日本で一番登録者数が多いと言われる「はじめしゃちょー」よりもチャンネル登録者数が多いです。
中国では海外のSNSや検索エンジンにVPN無しにアクセス出来ない
⇒ しかし海外のSNSに中国人のインフルエンサーが結構いる
⇒ 中国政府がそれに気付いていないわけがない
⇒ つまり、中国政府はVPNをある程度黙認している
もちろん、VPNに対する規制が厳しくなって海外の情報にアクセスし辛くなることもたまにあります。ただ、VPNを利用して捕まることは無いし海外のサイトに完全にアクセス出来なくなることは基本無いです。
筆者もVPNを利用して国外のニュースを英語と日本語ベースで毎日のように収集しています。世界中にいる友人から直接に情報を集めることもしています。フェイスブックやツイッター、Zoomも普通に利用しています。中国国内にいても海外へのアクセスはいくらでも出来るし捕まりません。
写真や動画撮影が厳しい
春熙路に人がかなり戻ってる😅さすがに都心部はマスク率ほぼ100%だけど若干不安😅
今日、オーストラリアとの間でZoomをしたけどかなり良かった😆VPNの影響で少しだけ飛んだけど。久し振りに英語をぶっ続けで集団で話したし、またやろうっと🤩 pic.twitter.com/cNeRmy5Ptg
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) April 25, 2020
筆者のツイッターのフォロワーの方ならご存じかもしれないですが、筆者は写真や動画を撮るのがかなり好きです。なので、成都の街中でも大分、写真や動画を撮りまくっています。理由はあることに気が付いたからです。

中国で写真や動画撮影で捕まることは基本無い
ただ、以下の2点は注意した方が良いです。
1:警察や警備員の方が写真に入る場合はこっそり撮ろう
2:軍事施設を撮るのは避けよう
基本的に警察や警備員の方が写真に入る場合はこっそり撮っています。まあ、こっそりと言っても背景の中に警察がたまたま入った感じの写真しか撮ってないですけど。

でも、日本でも警察に焦点を当てて堂々と写真を撮ることってありますか?
実は、警察の方を撮ったと思われて2度程、軽く注意されたことがあるのですがその程度です。その程度で絡まれたり捕まることはないです。

コロナウイルスが拡散していた間、市場で体温チェックする警察
軍事施設は念のために撮らないようにしています。現在通っている大学の語学学校の近くにそれっぽい軍事施設があるのですが、念のために撮らないようにしています。軍事施設の写真撮影は止めた方が良いかもしれません(何となく大丈夫な気はしますがリスクは犯したくないです)。
反中バイアスがかかっている方からしたら信じて貰えないことも多いと思いますが、実際に筆者が目の前で見ていること、経験していることなどを元に記事にまとめました。3番以降の記事も追って書きたいと思います。お楽しみに!
3:後進国⇒めっちゃ発展している
4:地下鉄が汚い⇒地下鉄が超綺麗
5:反日が多い⇒親日ばかり
6:マナーが悪い⇒若者の教育レベルが高い
7:中国政府はヤバい⇒国の未来のために頑張っている
You Tubeチャンネル: hijisan.channel
Twitter : https://twitter.com/hijisancom (Mobile : @hijisancom )
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