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新型コロナウイルスが中国で拡散する中でどうして中国に残ったのか②

中国留学(生活)
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現在、中国四川省成都に語学留学中のひじパンダです。

前回の記事では武漢閉鎖の1月23日から2月いっぱいまでの自身のツイッターコメントを振り返りながら、コビット19(新型コロナウイルス/以下、コビット19で統一)が広がる中、中国に残った理由等を解説致しました。

前回の記事でも述べたのですが、結論から言うと中国に残り続けた主な理由はこちらの5つです。

1:中国人の友人がウイルスの事でこれから頑張る時に自分だけ日本に帰国するのが嫌だった気持ちの問題

2:中国の国土の広さ、人口の多さを考慮して、それに対する感染者数、死亡者数を考えた。他の統計データ等(インフルエンザや交通事故で亡くなる人など)と比較しながら確率論から帰国するか判断した⇒客観的事実

3:メディアのバイアスがかかっていない中国の情報を中国国内から自分の手で発信したいという気持ちがあった⇒気持ちの問題

4:中国のウイルス対策がかなり凄くて安心だった⇒主観的事実、気持ちの問題

5:中国にいれば中国生活は続けられるけど、日本に帰ったら中国にしばらく戻って来られなくなる可能性もあったので残った⇒気持ちの問題

3月からの中国でのウイルス拡散状況は大分改善されて来ています。それでは、ツイッターコメントを振り返りながら記事を書いていきます。

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中国の学校でオンラインレッスンが開始する/3月2日

3月に入り、語学学校で新学期。。。皆、ウキウキワクワク(?)で学校に行く。。。はずでしたがコビット19の影響で学生たちは学校に行くことを許されません。というか、ほとんどの留学生達が国に一時帰国をしていて、理由がない限り中国、又は成都に帰ってくることを学校から許可されません。

中国の学校は全て自宅からのオンラインレッスンを強いられることになります。先生達も自宅から授業を行うことになります。

中国のパソコン、スマートフォンの普及率はわからないのですが、パソコンを持っていない人達はスマートフォンで授業を受けることになります。

筆者自身もずっとオンラインレッスンを受けているのですが、いくら授業が上手な先生の授業でも自宅から毎日パソコンを相手にしながらの授業はモチベーションが下がっていきます。オンラインレッスンの方が良いという人は周りの友人に聞く限りごく少数です。

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レストラン店内で食事可能になる / 3月2日

3月に入り、多くのお店が開き始めました。同時にお店の中で食事も可能になりました。全てのお店ではないですが、テーブルや椅子の配置をいじってお客さんの距離を保つ工夫もしています。

3月23日にやっとジムが再開しました。ジムは感染が広がりやすい屋内なので、ジムを統括している協会から許可が中々下りなかったとジムのスタッフが言っていました。2か月間ジムに行けずに残念でした。

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1ヵ月半ぶりに成都の街中心部に行く / 3月7日

これは思いっきりテンションが上がりました。四川省成都の中心部、春熙路(チャンシールー)に約一カ月半ぶりに行って来ました。いつもよりは流石に人が少ないですが、少しずつウイルス拡散前の状態に戻って来ている感覚があり、安心しました。

マスク率はほぼ100%、現在(5月下旬)でも 春熙路のマスク率はほぼ100%を維持しています。田舎の方や都心部を離れた所ではマスクをしていない人もちらほら見ますが。。。

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観光客のいない観光地でテンション上がる / 3月7日

四川省成都の有名な観光地の1つ、「宽窄巷子」に行って来ました。人が全くいません!!!いつもは観光客で混雑しているのですが、観光客もいないし地元の人達も外出を控えている状態なので、ゴーストタウン化していました。

観光地にこんなに人がいない状態はこれから先、一生経験出来ないと思い、写真を撮ったり動画を撮ったり、この後も2回程行きました。他にも有名な観光地の「锦里」にも行ったのですが人が全くおらず、閉館前の8時には貸し切り状態になるほど人がおらず。。。

3月下旬には成都パンダ基地も開館したので行って来ました。ウイルスの影響でずっと閉館していたのですが、開館明けの週末に行ったのですが過去に行った2回よりも全く人がいませんでした。

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3月に入っても警戒は続く / 3月20日

街中の至る所で体温チェックしていたり、大学に毎日報告をしたり(直ぐに終わる報告)、マスク率はずっと高かったり、対策も警戒も高い状態だったのですが正直、自分自身は少し気のゆるみがありました。武漢閉鎖後からずっと耐えに耐えて来たので気持ちが開放的になっていました。

その時に家の近所で観たのがこの光景。防護服を着た人達が。。。気が引き締まりました。

ひじパンダ
ひじパンダ

まだ終わっていない。。。

街中に行く回数などは増えましたが、引き続きしっかりと予防をしながら行動することを心掛けました。

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世界でコビット19が拡散 / 3月27日

この時点ではほぼ完全にウイルス拡散の舞台は中国から世界になっています。中国は第二波の心配が囁かれ始めている段階です。

現在(5月28日)はアメリカのウイルス感染者数、死者数はともに断トツトップです。

何と、コビット19拡散の覇権を中国に変わりアメリカが握ってしまいました。なんでもNO1を目指しているトランプさんもさぞかしご満悦のことでしょう(あ、そこは違うか)。

アメリカの保険制度も医療体制も問題があるのは以前から知ってはいたのですが、まさかここまでとは思ってもいなかったです(もちろん、問題はそれだけではないはずですが)。

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外国人の中国入国が基本28日から全面禁止 / 3月27日

3月26日の夜に中国政府からとんでもない発表がありました。

劉備
劉備

ビザを持っていても外国人の入国を28日から禁止するよ~

期間はいつまでかわかりません。26日の夜に発表されたと思うので、猶予期間は発表から行使まで実質1日です。恐らく、中国への駆け込み入国を防ぐために猶予期間をワザと与えないようにしたのでしょう。

他の国だったらこのようなパワープレーをすることは中々出来ないと思いますが、合理的な処置だと思いました。駆け込み入国で海外からウイルスが持ち込まれたら溜まったものではありません。2週間隔離が可能なホテルの数にも流石に限界があるでしょう(中国人も隔離が必要なので)。

中国に残った理由に記事の冒頭の方で述べた

ひじパンダ 歳三
ひじパンダ 歳三

中国にいれば中国生活は続けられるけど、日本に帰ったら中国にしばらく戻って来られなくなる可能性もあったので残った

というのがあるのですが、もちろんこのような形を予期していたわけではありません。自分が可能性として考えていたのは「成都も将来的に武漢のようにロックダウンされて出入りが自由に出来なくなる」というシナリオでした。結果的に国外に出てしまった留学生は中国に戻って来られなくなってしましました。ちなみに、元ルームメートのフランス人には3月冒頭の方で

ひじパンダ
ひじパンダ

現状を考えると2週間の隔離政策はしばらく解かれることはないし、それだったら早く戻って来て2週間我慢した方が良いよ。フランスでやりたいことが特にないのだったら

と大分口を酸っぱくしてアドバイスをしていたのですが、その声は届きませんでした。今では彼は中国に戻って来なかったことを後悔しています。

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4月に入り、中国国内はだいぶ自由になった / 4月5日

4月になると、大分緊張がほどけて来た気がします。公園でダンスを踊る人達も沢山見かけ、友人同士も外でサッカーをしたりするようになりました。マスクをする人はやはり多いですが、やっと以前の成都に戻った感じがします。

やっぱり街に活気があると気持ちの面も健康的になりますね。国はしっかりと対策をし、国民は気を引き締めながら経済活動を回すのが一番良いです。

他の街(町)への移動も大分しやすくなりましたが、温度チェックを沢山されたり、身分証明書(パスポート)の写真を撮られるなどの厳重な対策が取られていました。

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武漢封鎖を解除 / 4月8日

1月23日に武漢が封鎖されてから約2ヵ月半後の4月8日、遂に武漢閉鎖が解除されることになりました。解除されたと言っても武漢市内で引き続き厳しい対策が取られ、他の街への移動に関しても徹底的な対策が取られています(武漢に住む友人情報)。

武漢市民にとってはまるで新年をやっと迎えられた気分だったと思います。ずっと武漢を応援し続けてきた分、筆者も嬉しい気持ちになりました。

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舞台は中国から世界へ / 5月24日

武漢が閉鎖されたのは1月23日、閉鎖が解除されたのは4月8日。約二ヵ月半もの間、人口約1100万人の都市が封鎖されました。そして、時間軸を追うとコビット19の舞台は中国から世界に少しずつ映され、4月に入ってからはその舞台はほぼ完全に世界に移行したように思われます。

中国ではウイルス拡散の第2波の話が大分出ました。そして、一部の地域で第2波が起きそうになり、その度に準ロックダウンのような措置をとって第2波を食い止めるような形を現在まで繰り返してきました。

この先も油断は禁物ですが、経済活動を回しながら「With Corona」の状態をどの国もしばらく続けていかざる得ない状況になりそうです。既に倒産をしてしまった企業なども出ているし、コビット19前の世界に戻ることは無理ですが、少しでも早く世界が良い方向に向かうことを心より願っています。もしも機会があれば、この記事の続編をその内、書きたいと思っています。

You Tubeチャンネル: hijisan.channel

Twitter : https://twitter.com/hijisancom (Mobile : @hijisancom )


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