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経済的に豊かな方な国なのに、皆幸せそうじゃない。
今回の記事ではそのことについて考えてみた。
幸福度の低い日本、経済が駄目ならせめて。。。
先日、2016-2018年の幸福度ランキングというものが “The U.N. Sustainable Development Solutions Network”というところから発表された。
1位はフィンランド、そして上位は北欧が占めている。自分が住んだことのあるカナダは9位でオーストラリアは11位だ。確かに伸び伸びと暮らしていて幸せそうな人が多い気はする。そして気になる日本のランキングはなんと。。。58位だ。。。順位が低いことは予想できていたが、数値化されて発表されると泣けてくる順位だ。詳しくはRanking of Happiness 2016-2018 のP27-29にランキングが載っているので見て欲しい。
確かに、日本にいると幸せそうに見える人はオーストラリアやカナダと比べて少ない気がする。同調圧力を強く感じるせいもあって、自分は日本というか、東京にいるととても苦しく感じることが多々ある。
こちらは2017年に日本(東京)に一時帰国をした時の朝の電車なのだが、何時の電車かわかるだろうか?答えは。。。。
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さあ、何時でしょう?
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まだ眠いでござる。
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写真を拡大していただければわかるが、
答えは早朝6:44でござる!現代の日本人は働き過ぎ!
既に座る席が無いどころか結構混んでいる。。。シドニーの朝の電車でこの時間帯にそこまで混むことはまずありえない。必ず座れる。
仕事前からこれでちゃんと効率的に仕事出来るのかな?
既に仕事に行く前からお疲れモードの人達が多いのが直ぐにわかる。これでは生産性を上げることが出来るとは到底思えない。この写真を見ていただければどうして日本の幸福度が低いのか何となく想像は出来るはずだ。
こちらは大体7時ごろの新宿の朝の風景だ。まだ朝早い時間にも関わらず物凄い人の量だ。。。自分が好きな有名人の中にはこの集団を「ゾンビ族」と呼んでいる人もいる。確かに、みんな同じ動きをしているし、ロボットかゾンビに見えるようになってくる。。。
何で日本ってこんなに幸福度が低いんだろう~って日本の外から見て考えてみた。
同調圧力を強く感じさせる
レールから外れにくい環境がある
小学校⇒中学校⇒高校⇒(大学又は専門学校)⇒社会人
このレールから外れた人は周りから「大丈夫?」みたいな感じの目で見られる。
先日、You Tubeでホリエモンチャンネルを見てたのだけど、面白い例があったのでご紹介する。
⇒「列車から降りられない。本当は降りられるんだけど、降りられない。。。(抜粋)。。。窓からたまに魅力的な景色が見えてくるんだけど。。。(抜粋)。。。列車から降りればいいのにね。。。(抜粋)。。。でも電車行っちゃって、もう二度と電車来なかったらどうしようと思っちゃうんでしょうね。」
その動画はこちら↓
出る杭は打たれる
一般的に「出る杭は打たれる」のは日本全体の悪いところだと思う。何か新しいことをやろうとすると
そんなこと出来るわけがない。無理だよ。止めときな。
と周りから言われたり、色んな理由でやらない方が良い理由を指摘される。自分が友人とシドニーで一緒に始めたイベントも土曜日は現在では100人くらいは定期的に来るイベントになっているけど
「とりあえずやってみよう」
「こうしたら良いんじゃないか」
「やってみて駄目だったら他の方法を探そう」
みたいなノリと信念、そして背中を押してくれる周りの人がなければここまで大きくならなかったと思う。凄くポジティブな環境だ。
日本だったら「上手く行くわけがない」とか、「~~~だから止めた方が良い」とかネガティブなことを言われてしまったり、背中を押してくれる人が少ない気がする。完璧を目指そうとし過ぎて動けない環境がある。
※シドニーは移民や外国の人が多い街であり、色んな価値観やバックグランドを持っている人達が混ざり合っている。なので、特定の価値観に縛られ過ぎずに生活が出来てとても楽だ。新しい発見も多くて楽しい。
自分の意見を言い辛い
これを言ったら相手の気分を悪くするかもとか、言って間違ったらどうしようとか、日本は自分の意見を言い辛い雰囲気が凄くある。。。言い方は考えないといけないと思うけど、言い方を考えても自分の意見を言い辛い。。。
人口が多い都心部に自然が少ない
人間はやっぱり動物なんだと思う。自然があるとリラックスが出来る。自分がシドニーが好きな理由は都市部にも関わらず、大自然にも触れることが出来るからだ。
ここでは紹介しきれないほどの自然がシドニーには沢山ある。どんなに嫌なことがあっても、ストレスがあっても、この自然に触れると全てが小さく感じられるようになる。東京でも自然は沢山あるのだろうけど、シドニーの自然には勝てない。
ちなみに、自分が昔住んでいたカナダのトロントも自然が沢山ある。
もしかすると、日本でも都心部の人達よりも、田舎の自然に囲まれた人達の方が幸せを感じているかもしれない。
「治安が良い」、「便利」なのが当たり前だと思っている
日本は治安が良いし、物に満ち溢れているけど、それが当たり前になってしまうとそれが幸せなことであるという気持ちが薄れてしまう。。。
毎日生きるか死ぬかもしれない生活をしている人達もまだ世の中にはいる。
まあ、自分もそうなのだけど。。。人の物事の判断基準は基本的に周りとの比較だと自分は思っている。例えば、今の日本の若者でスマートフォンを持っている人はほとんどだと思うけど、みんなスマートフォンを持っていたらきっとそれが当たり前だと思って感謝の気持ちや幸せな気持ちなど沸かないだろうし、もしもその中でスマートフォンを持っていなかったら欲しくなるし、「何で自分はスマートフォンを持ってないの?」と劣等感のようなものを感じるだろう。でも、例えばアフリカとか、世界の山奥の方に住んでいる人はスマートフォンを持っていない人がまだまだ沢山いるだろうし、スマートフォンを持っていなくても劣等感に駆られずに幸せに暮らしている人は沢山いると思う。
その人達と個人を比較できないのは精神的にも物理的にも距離が離れすぎているからだと思っている。
ちなみに、自分が好きな堀江貴文さん、メンタリストDaigoさんは幸せについてこのように言っている。
基本的に人は周りの環境にとても影響され易い生き物だと思っている。周りが笑顔でいると、自身も笑顔になって幸せな気分になれる確率が高くなる。逆に周りが暗い顔をしていると、自身も暗くなってしまう気が沈んでしまう可能性が高くなる。
皆が暗いとテンション下がる
自分はバブル世代ではないのでバブルを知らないけれど、今思えば「自分の小さい頃は何かお金が回っていたな~」と思うようになっている。あの当時は「物価が今よりも安い」、「給料が今よりも良い」、「とにかく作れば売れる」、「誰かについていけば大丈夫という安心感がある」、「生活の不安を感じさせる要素がない」。。。あの当時の日本人の多くは幸せだったのかどうかわからないけど、おそらくは今よりも幸せだったではないだろうか。
若い頃にバブルを経験した世代の人達はおそらく、「バブルの頃は~~~」と言っているか思っているかもしれない。バブルが崩壊から日本経済は後退しているし、それが生活レベルのような形で残っているんじゃないかな~と自分は勝手に思っている。生活レベルの話に関しては2チャンネルを作ったひろゆきさんがこのように言っている。
自分が小さかった頃(バブルが崩壊し始めたころかな?)栄養剤リゲインのCMを見ることがよくあったのですが、このCMのフレーズで「24時間戦えますか。ビジネスマーン、ビジネスマーン、ジャパニーズビジネスマーン」というフレーズが出てくる。。。今思うとぞっとするようなフレーズだ。。。「寝ないで働け!!!」と言っているに等しい。。。このCMを聞いて皆頑張っていたのだろうか。。。
リゲインのCM で言っていることって鬼だな
この時の価値観が自分よりも上の世代の人達のマインドには埋め込まれているのだろうか。。。凄くぞっとするんですけど。。。でも、あの当時は働けば働くほど稼げたし、経済もお金も回っていることを実感出来て、安心があって幸せだったのではないだろうか。。。その当時はまだ小さかったのでわからないけど。。。
「お金持ちよりはるかに幸せな人が持っているもの」というメンタリストDaigoさんの動画をこちらで紹介しよう。お金はもちろん大切なのだが、幸せを感じるのに大切なものとは。。。ぜひ動画で見てみてください。
最後に、幸福と繋がりがあるかわからないが、最近ちょっと「ベーシックインカム」というものに興味を持っている。ベーシックインカムについては東洋経済の日本は「ベーシックインカム」導入で変わるの記事を読んで頂ければわかると思う。
AI(人口知能)に職を奪われる人達が増える中で、少子高齢化やグローバリゼーションが進んでいく中で、この制度は上手く行くかどうかは分からないけど、考えの1つとしてはありだと思う。いくつかの国や地域では既に試験的に、又は本格的に導入をしているところもあるみたい。時代の流れや国や地域の状況によって上手く行く行かない、メリット、ディメリットもあると思うけど、もしも先進国で成功する国が出てくるようであれば日本も可能性があるとは個人的に思っている。日本は欧州や欧米を見て追随する傾向が歴史的にあるので。
日本人の幸福に関して自分の考えや、それについて語っている動画をいくつか紹介しました。多くの日本人が人生に幸せを感じるようになってくれたら嬉しいです。
You Tubeチャンネル: hijisan.channel
Twitter : https://twitter.com/hijisancom (Mobile : @hijisancom)
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