中国の住まい/四川省成都で不動産屋倒産被害に地味に巻き込まれた

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現在、四川省成都で留学生活を送っているひじパンダです。

先週まで成都は連日のように雨が続き、とてもしんどい朝を毎日迎えていました。中国全土の大雨被害は成都にも少しだけ被害をもたらしたようですが、普段の生活の中では成都市内の被害は確認出来ていません。

くらいの感じで過ごしてました。お隣の重慶は結構大変だったみたいですが。

現在はこの写真のように成都は連日のように晴れています。ここ数日は傘を持ち歩かなくても良いくらい快晴で熱いです。

さて、知っている人は知っていると思いますが、現在、中国では新型コロナウイルスの影響で小さな不動産を中心に倒産が相次いでいるようです。私も地味にこの問題に巻き込まれてしまいました。

不動産屋倒産被害

中国全土で起こっている現象なのか、それとも四川省成都のみで起こっている現象なのか定かではないのですが、成都では現在、不動産の倒産が相次ぎ、被害を被っている人達が結構います。

最近、私自身も引っ越して住所登録をしに行こうと公安局に住所登録に行ったのですが（中国では公安局で住所登録をします）、何か外で紙に文章を書いている人達が結構いるなと思ったら、不動産倒産被害にあった人達のようでした。文章の内容はわからないのですが、恐らくは不動産被害にあった趣旨を警察に伝えるものだったと思います。

家賃もディポジットも返ってこない

中国ではアパートを借りる時に基本的に二つのやり方があります。

大家と直接契約を出来れば不動産や仲介業者に払う手数料もないため得だと思いますが、大家との直接契約は探すのがとても難しいです。大家自身、テナントを探すのを不動産や仲介業者に任せていることがとても多いので。

さて、最近問題になっているのは不動産に家賃を先払いしてその家賃が返って来ない、又は大家に家賃が不動産屋から支払われていないケースです。

基本的に不動産、又は大家には家賃を「3カ月、6か月、1年間」で前払いをします。どの期間支払うかは不動産、又は大家次第ですが1年間支払った後に不動産が倒産したケースもあるようです。

家を追い出される

不動産が倒産してしまい、大家さんに不動産からお金が支払われていない場合、大家さんから家を追い出されてしまうケースがあるようです。何かしらの法的措置は可能かもしれないですが、泣き寝入りする人もいそうです。

中国で不動産倒産被害に地味に巻き込まれました

さて、ひじパンダの場合ですが、実は私が契約した不動産も倒産してしまいました。それを知ったのは1ヵ月ほど前、次の家賃の前払い3ヶ月分を払おうとしたときに不動産と連絡が取れなくなり、

と中国人の友人に相談したところ

とアドバイスをもらい放って置きました。大家には友人からしばらくしてから連絡して貰うことにしました。

事件が起きました

[大雨＋トラブル]が発生して成都に早く戻ることにしたけど、美味しい料理を乐山で食べて来ました🐼

来年、また乐山に行ってきます pic.twitter.com/88dXIiOhEl

— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) August 16, 2020

私のツイッターのフォロワーさんの中にはこのツイートを見て「トラブルって何だ？」と思った方もいるかもしれません。

このツイートをした日、四川省で一番食べ物が美味しいと言われる楽山（乐山）に遊びに行きました。久しぶりの日帰り旅行という事もあってかなりウキウキ気分で楽山にいきました。大雨だったけど楽しみにしていました。しかし。。。楽山に着いた瞬間に事件が。。。

というメッセージをアパートの管理室のスタッフから貰いました。隣の部屋の床がびしょ濡れになっていて、自分が住んでいるアパートをチェックしたいと言っていました。

アパートの鍵を持っているのは私とルームメートだけ。ルームメートからメッセージの返信が無く、私も楽山に着いたばかりで直ぐに帰れない。。。結局、鍵会社を呼んで鍵を開けて貰ったのですが自己負担で思わぬ出費。。。

壁の中の水道管が老朽化で破裂、責任は誰に？

隣に住んでいる住人の部屋の床がびしょ濡れになり大変なことになりました。壁の中の水道管が老朽化で亀裂が入って水が漏れていたのが原因そうだったので、水を止められて、水を使うなと言われました。管理人室からは

と言われ大家からは

と言われました。ちなみに、大家は不動産が倒産したことを友人を通じて知っていたはずでした。つまり、大家はこの責任を自分達に取らせようとしていたのです。自分からしてみれば

どうやら、隣の住人の床のダメージの責任も取らせようとしていたようでした。

と思い、友人と相談をして引っ越しをすること（引っ越しを早めることを）を決意しました。

元々引っ越すつもりだった

実は、今回の事件が起きる起きないに関わらず、引っ越しをするつもりでした。理由は大きく分けて2つ

ルームメートがクソ野郎過ぎた

このルームメートと約4カ月も暮らして来たと思うと今ではぞっとします。オーストラリアでアパートの部屋を貸したりしていたので色んな人達とルームシェアをしてきたのですが、彼は間違いなくワーストTOP３に入ります。ちなみに、その中には日本人女性が2人ランクインしています。

彼が今まで行ってきたことは

他にも色々と書きたいことがありますが、これだけでも彼がどれだけクソ野郎か分かったと思います。ルームメートは慎重に選びましょう。

アパートが古すぎ＋周りがうるさい

以前住んでいたアパートは広くて立地が良い割には安かったので古くても我慢していたのですが、今回のトラブル以外も今まで多少あったので、ついに我慢しきれなくなりました。

そんな気持ちがここ数カ月芽生えていました。

家の周りの騒音もずっと気になっていました。強力な耳栓を使っているので軽減は出来ているのですが、快眠をするためにはちょっとうるさすぎました。

中国は建設ラッシュが今でも続いているので工事の音が至る所でうるさいです。さらに、車のクランクションの音も至る所でします。以前住んでいたアパートはそのようなところでした。

中国での不動産屋選びのアドバイス

正直、どこの不動産屋が良いのかはわかりません。大きな不動産屋さんでしたら今回、中国で起きている不動産屋の倒産という自体は免られる可能性が高いですが、仲介料等の費用が結構高いです。

小さい不動産屋さんや仲介業者を利用すれば手数料などは安いですが、倒産や部屋を借りた後にあまり相手をしてくれないなどのリスクはあります。

家賃の支払いは3カ月単位がお勧め

上記でも述べたのですが、基本的にアパートを借りる場合は「３ヵ月、６カ月、１年単位」の前払いが必要なのですが、３ヵ月単位が良いです。ボンドも１ヵ月のところにしましょう。

契約期間はほとんどの場合が1年単位ですが、交渉で半年にしてもらうと良いです。融通が利く大家さんだったら半年契約でもOKしてくれます。

契約期間は長くても良いと思いますが、前払いの金額等には注意をした方が良いです。不動産屋さんが倒産してお金が返って来ない、家を追い出されるなどの被害にあう可能性もあるので。まとめると

これが理想だとひじパンダは考えています。

出来るだけ一人暮らしをお勧めする

現在、ひじパンダは成都で一人暮らしをしています。日本、オーストラリア、カナダ、マレーシアでもキッチンやバスルームをシェアをする生活をしていたので、完全な一人暮らしは初めてです。正直、心の底からこう思っています。

現在の家賃は一人暮らしで月約32500円です。以前のアパートと同じ値段ですが今回は一人暮らしなので一人で全部負担しています。日本人にとってはこの金額は正直高くないと思います。この金額で以下のような条件です。

正直、半年以上留学等をする予定があるのならせっかくなので一人暮らしをすべきだと思います。生活用品は淘宝で安く購入出来ます。

家に帰ってストレスが無いのと、快眠が出来るのはかなり大きいです。

今回、シェアメートの問題、アパートの問題で一人暮らしをする決意をしたのですが、大正解の選択でした。家賃は以前の倍になってしまったけど、それ以上に得られるメリットは大きそうです。

 

快眠が出来て交通の便が良い⇒時間の節約

ストレス無しの生活　　　　⇒時間の節約

時間が節約出来るので結局はお金の節約にもなるという好循環です。

最近、トラブル続きでしたが結局は良い結果になったので良かったと思っています。

その後

結局、残ったルームメートは隣の家に出た損害の一部を支払うことに同意をしたそうです。開けるなと言われたにも関わらず勝手に水のバルブを開けて被害を広げたので当然と言えば当然でしょう。家賃を既に支払った期間が終わったら契約更新はしないそうです（元ルームメートは契約更新をしたいそうですが、大家に却下されました）。

管理室のスタッフも元ルームメートには今までも迷惑を何回かかけられていて、さらに自分のことは信頼しているようなので自分自身に請求が来ることはありませんでした（大家や友人からも信頼されています）。

今回、他人に対して普段から真摯に接することの大切さを学びました。

それでは、次回の記事にて。

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