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世の中には中国の事を嫌いな人が本当に多いです。筆者の友人や知り合いにもいるし、ネット上にも著名人にも反中の方は多いです。
筆者も元々は反中で無くても、中国に対して良いイメージを持ってきたわけではないので反中の方々の気持ちは実は分からなくも無かったりするし、「考えが偏っているな」と思うことも多々あります。
何で反中の人は反中何だろう
逆に反中の人にとっては何で親中の人は親中なんだろうと思うこともあるかもしません。物事には理由があります。筆者は中国に来てから中国の良い所に焦点を当てて記事を書いているのですが、どうしてそのような記事を書いているのか、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
早速本題ですが、反中の方々の意見を聞いていると何となく傾向があるなと思ったので、今回の記事ではその傾向をまとめてみたいと思っています。
近年の中国に行ったことが無い
筆者の周りの反日の方、又は中国に悪いイメージしか持っていない方には2つの傾向があります。
1:近年、中国に行ったことがない
2:昔、中国に行ったことがあるけど嫌な思いをしてそのイメージのまま
自分の周りの反中の人達は基本的に中国に行ったことがないです。つまりそれって
寿司を食べたことないけど寿司は不味いに違いない!
と言っているようなものです。説得力が無さ過ぎます。ネット民で中国を悪口ばかり言う人はそもそも中国に近年行ったことがあるのでしょうか?
中国に昔行って、悪い印象を覚えて今でも中国の悪口を言う人は
昔、中国で食べた寿司は不味かった、今でも不味いに違いない
と言っているようなものです。ちなみに、昔上海に行って中国に良いイメージが無いと言っていた友人が再度、旅行で近年上海に行った後にこのようなことを言っていました。
今の上海、昔と全然違う。めちゃ楽しかった!!!
彼の中国のイメージはガラッと良い方向に変わったようです。
例外的に中国の研究をしている方で中国に定期的に足を運んで「中国脅威論」や「陰謀論」などの本を書く方もいると思いますが、その方たちは中国の良い側面を知っているにも関わらず恐らく書こうとしません。理由は恐らく
1:中国の揚げ足を取る記事の方がお金になるから
2:誰かに依頼されて書いている
残念ながら中国の揚げ足を取るような記事の方が読んでくれる人が多そうです。筆者のように中国の良い側面に焦点を当てて記事を書いても読んでくれる人は少ないかもしれません。
メディアにコントロールされている
メディアは基本的には中国の良い側面にはあまり焦点を当てません。それは何故なのでしょうか?それさえちゃんと分かっていれば何も考えずに頭ごなしに「中国は悪い国だ」とならない気がします。
アメリカが背景にいる
どこの国でもやっていることですが、国というのは国内をまとめるために国外に「敵」を作っておきたいものです。共通の敵が外にいた方が国はまとまりやすい。
まるでアニメの「進撃の巨人」ですね!
トランプが何かあるごとに「中国ガ~~~!!!」と吠えているのはそれが理由の1つなのは間違いないでしょう。
中国はアメリカにとって狙いやすい格好の外敵です。戦後、ずっと築いて来た経済大国・軍事大国NO1 の存在を脅かす存在にまで成長して来ました。何もしなければ恐らくは中国がいつかアメリカを追い越すでしょう。
アメリカ~、NO1ノタメ~、ウソダイジョウブで~す
ちなみに、過去に日本もアメリカの脅威になった時期があり、アメリカに完膚なきまでに叩き潰されました。約35年前の話です。興味があればそちらの記事も合わせてお読みください。
中国に頑張って貰いたいのは日本のリベンジを果たして貰いたいというのも正直あります。そろそろアメリカには隠居して貰いたいです。
国は外に敵を作っておきたい
日本は実質的にアメリカの州の1つというのは気付いている人は気付いているとは思いますが、日本政府の立場って本当に難しい所ですね。
政治的⇒アメリカ寄りにならざる得ない
経済的⇒中国寄りにならざる得ない
経団連には親中派と言われている人達が多いようですが、何故なんだろうな~ってずっと思っていたのですが、中国に来てやっと理由が分かりました。
中国国内で展開している日本企業が沢山ある!中国企業と提携している日本企業が沢山ある!
中国経済の「死」は日本経済の「死」を意味します。
チャイナリスクがあるから他の国に頼ればいいじゃん
と簡単に言ってくれる人もいますが
1:国土も人口もあって外国企業の待遇が厚い
2:若い世代はほとんど大学を卒業して優秀な人材が多い。しかも人件費が未だに安い地域も多い
3:テクノロジー分野の先を行っている
こんな国、中国以外に他にどこにありますか?確かに中国は行きあたりばったり的なところがあるのでリスクもあるのですが、上手くガッチリ組めれば強いです。後、ビジネスをする上でリスクってどこでするにもあると思います。
中国を敵に回しておけばアメリカは喜ぶし国民をまとめやすい、しかし経済的に中国を敵に回すことは出来ない。その距離感を日本の現政権は意外と上手くとっていた気がするのでかつては評価していたのですが、新型ウイルス対策の件でかなり幻滅しました。
反中報道、反中記事は売れる
反中報道、反中記事が多いのは大きく理由が2つあると考えます。
1:単純にそっちの方が売れるから(金儲け)
2:政治的な理由
悲しきかな、筆者がいくら中国の良い所を取り上げても、読者を爆発的に増やすことは中々難しそうです。しかし、
中国の良い所を見つけて発信していく
これは中国語の勉強と同じくらい、いや、それ以上に自分にとって中国に来た大切な目的なのでこれからも発信していくつもりです。
共産主義=悪というイメージを持っている
第二次世界大戦以降、民主主義と共産主義の国々で世界が真っ二つに割れた状態が続いてきたのは皆さんもご存じだと思いますが、その代表格として動いてきたのが
そして、中国が後に台頭してきて中国がすっかり共産主義の代表格に現在はなっていますね。
さて、もうお分かりの方も多いと思いますが、世の中は大分、アメリカを中心とする民主主義の価値観の中でずっと動いて来ました。皆さんの中にも自然とこんな感情が芽生えているのではないでしょうか?
ちなみに、オーストラリアで中国人の友人から中国の話を聞いて、実際に中国に旅行をするまでは筆者の頭の中はずっとこのような形でした。ずっと民主主義の価値観で固められた国の中で生活をしてきたので。途中から
民主主義にも共産主義にもそれぞれメリットとディメリットがある
と思うようになりました。
人口と国土の事を考慮してない
反中の人達は意外と中国の人口の多さと国土の大きさの事が頭に入っていないような気がします。どのくらいの人口と国土があるかというと。。。
1 : 中国 ⇒ 人口約13億9300万人(2018年)/ 国土約9,600,000㎢
2 : 日本 ⇒ 人口約1億2650万人(2018年)/ 国土約378,000㎢
3 : EU ⇒ 人口約5億1350万人(2019年)/ 国土約4,233,255㎢
4:地球の人口⇒75.94億人
「中国の人口は日本の10倍以上、EU諸国の2.5倍以上、地球人口の1/5~1/6の割合を占めています」国土の広さは言うまでもないですね。1つの国としてこの国土の広さでこの人口を統治するのはかなり大変なのは数字をちゃんと追えば誰の目にも明らかですね。
さらに、これだけの人口がいれば揚げ足を取るのもとても簡単です。単純計算、日本の10倍はネガティブなことが起きます。そして恐らくは政治的な理由や利害関係のせいで中国のポジティブな面に焦点を当てられることは少ないでしょう。
一部の中国人しか見ていない
中国人が嫌いと言っている人達は実際に今までどのくらい直接に中国人の人達と関わったことがあるのでしょうか?
1:メディアで伝えられる中国人でしょうか?
2:マナーの悪い観光客でしょうか?
3:一部の態度の悪い中国人店員の方でしょうか?
はっきり言います。
それって、直接に話したり関わってきた中国人の数が少なすぎじゃないですか?
2番については日本人も昔は海外旅行に行った時に物凄くマナーが悪かったと現役の添乗員の友人から聞いています。海外で中国人観光客をよく見るのですが、中国人のマナーも昔よりも改善されている気がします。
今の中国人の若者を知らない
過去のブログ記事で何度も何度も繰り返し書いていることなので今更多くをこの記事で語ることはしないですが、今の中国の若者は物凄く教育されています。知識があるだけでなく、性格も良い人達ばかりです。
チャラチャラした若者を成都ではほとんど見かけないです
もしかすると、成都よりも大きい都市にいけばチャラチャラして他人に迷惑をかけるような若者も多くなるかもしれないですが、成都には全然いないです。
親台湾、親香港の人が多い
親台湾、親香港の人達は中国嫌いが比較的に多いかもしれません。
どこも好きだよ~
っていう人も時折見かけますが、意外と少ない気がします。
ちなみに、筆者は台湾人の友達が多く、台湾に3回旅行したことがあるくらい台湾が好きです。なので、中国と台湾で問題が起きるたびにいつもヤキモキしています。
台湾は中国の一部だと思うかという質問をされそうなので先に言っておきます。
自分が考えたところで解決する問題ではないのでどっちでも良いです
中国の揚げ足を取りたい
中国の揚げ足を取りたがる人が世の中には多い気がします。中国関連で何か悪いニュースが飛び込んで来る度に過剰に反応する人達。陰謀論などを何も考えずに受け入れる人達。
著名人の中でもそういう人たちが結構いることに大変驚いています。その固まった頭でビジネス等で成功できた理由がよく分かりません。もしかすると、歳を重ねて頭がボケ始めてしまっているのかもしれないですが。。。
天安門事件のことなどをいつまでも持ち上げて来るし、人権問題は中国の問題だけじゃないのに中国にばかり焦点を当てて来るし
アメリカやスペイン、他の国々の人権問題は無視ですか?
反中の人達の頭の中に存在する外国は中国だけなのでしょうか?
ビジネスで痛い思いをしている
正直、中国相手にビジネスで痛い思いをしている人がいたとしたら中国に嫌な気持ちになるのは致し方のないことだと思います。
筆者はビジネスのことは良く分からないですが、中国の突発性に関しては普段の生活の中でも感じることがあるので、前もってきっちりと準備をして段階的に物事を進めていく日本人にとって中国の突発性で痛い思いをすることもあるかもしれません。
日本凄いのナルシズムを持っている(持ちたい)
皆さんの中にもこれを思う人がいるかもしれません。
「日本は凄い」って日本を持ち上げるテレビ番組が多くないですか?
「日本のここは凄いな~」って思う部分も確かにありますが、テレビ番組は日本のことを持ち上げ過ぎだと思います。
そして日本国民の中でも「未だに日本は最先端を行っている」と思っている方もいるかもしれません。。。そういう人たちに一言、言いたいです。
海外に、特に発展途上国と言われている国に行ってみてください
世界の至る所で「ここは日本よりも進んでるかも」と考えるシーンが多くなるはずです。ましてや、中国のテクノロジーがとっくに日本を凌駕しているなんて認めたくないのではないでしょうか。
さて、如何だったでしょうか?今回はちょっと視点を変えて、反中の人達は何故反中なのかを考えてみました。「ここは違うよ」という箇所もあるかもしれないですが、色んな意見を聞いてみたいので、どうぞ宜しくお願い致します。それでは、次回の記事にて。
You Tubeチャンネル: hijisan.channel
Twitter : https://twitter.com/hijisancom (Mobile : @hijisancom )
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コメント
記事を拝見致しました。ありがとうございます。
在日中国人です。
ヤフーコメントを見る度にいつも思うのですが、何故か反中の日本人がこんなに多いです。逆に、中国ではあまり日本のマイナスような記事がありませんし、ウェブ等のコメントを見ても日本を褒めるようなことばかりです。
近年、中国人が日本に旅行にくること方が多くなっているので、肌で日本を感じて、事実を発信しています。このような交流によって、親日の中国人が増えていると思います。
もっと多くの日本人が中国に行って今の中国を体験していただけばと思います。
記事を読んで頂きありがとうございます。理由は記事に書かれている通りなのですが、主にメディアのせいで中国に悪いイメージを持っている人は実際に多いです。調査でも実際にそのような結果が出ています。SNS等の批判コメントはそこまで気にしなくてもよいと思います。理由は不平不満を言う人って色んな所に同じ人が書きます。ポジティブなコメントって意外と皆言わないんですよね。これは中国に関することだけじゃなくて、他のことにも言えると思います。日本の人達にはもっと現在の中国を実際にその目で見て貰いたいですね。
中国政府自体は褒められるようなものではないとしても、中国の国民とは切り離して考えるべきですよね。
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