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中国では一線都市、新一線都市、二線都市、三線都市、四線都市、五線都市など商業、市場、消費レベル、物流という視点から都市レベルを分けている。詳しくは中国で5番目の「一線都市」になるのは杭州か蘇州か武漢かという記事を参考にして頂ければ幸いである。以前の記事では五線都市の四川省「遂宁」という街に日帰り旅行をした時の記事を書かせて貰いました。
今回の記事では先日、行った第3線都市四川省「綿陽」(中国表記は「绵阳」、以下「綿陽」)に日帰り旅行を記事にさせて貰います。
一線都市から五線都市
冒頭にも述べたのだが、中国は商業、市場、消費レベル、物流という視点から都市レベルをカテゴリー分けをしています。
《2020年》
1:一線都市(4都市)
北京,上海,广州,深圳
2:新一線都市(15都市)
成都,重庆,杭州,武汉,西安,天津,苏州,南京,郑州,长沙,东莞,沈阳,青岛,合肥,佛上
2:二線都市(30都市)
昆明,南昌,大连,兰州,贵阳,哈尔滨,福州,etc
3:三線都市(70都市)
洛阳,乌鲁木齐,绵阳,南充,etc
4:四線都市(90都市)
德州,德阳,眉山,乐山,西宁,邵阳,etc
5:五線都市(128都市)
遂宁,etc
赤文字の街は今回の記事で紹介させて貰う街です。青文字の街は過去に行った、又は現在住んでいる成都です。
街のカテゴリー分けはその街の規模にある程度直結していると考えてよいと思います
ちなみに、あなたは中国の街(町)の名前をどのくらい知っていますか?
正直、一線都市でさえ初めて聞く名前の都市があります。現在、私が住んでいる成都は一線都市のようです。
成都に来て肌でぜひ感じて欲しいのですが、成都は猛烈な勢いで現在も発展中です。既に十分過ぎるほど発展していると思いますけど。。。
それでは早速、三線都市の四川省「綿陽」を旅行記のような形で書きたいと思います。
四川省「綿陽」の場所とお勧め場所
地図で見て頂ければ分かる通り、綿陽市は筆者がいる成都市の北に位置している街です。高速鉄道で片道45分程で行くことが可能です。ちなみに、高速鉄道のチケットは往復で約100元(1500円程)でした。1500円で高速鉄道で気軽に移動が出来るなんて最高ですね。
山岳部により近い街でインフラを進め難いと思うし、実際に行ってみるまでまさかここまで発展しているとは思いもつかなかったです。。。
綿陽市内で行った先
もしも綿陽市内を日帰り旅行することになった場合、ぜひ参考にして頂ければと思います。
①绵阳站⇒高速鉄道の駅。駅前も少し栄えている
②马家巷/商業街⇒街の中心地。お店が沢山ある。
➂人民公园⇒市民がのんびりとしている
④富乐山公园⇒劉備が名前を付けたと言われる公園
⑤越王楼⇒15回からの景色は絶景。50元かかるけど。日が沈み始めるころに行くのがベストタイミング
⑥铁牛广场⇒夜になると人々が集まってダンスをしたりして活気がある。夜景もとても綺麗なので越王楼の後にぜひ行くべき
綿陽は駅前も栄えていました①
綿陽駅を降りて最初に思ったのが
遂宁駅前よりも駅前が栄えているな~
という事でした。遂宁の駅前はあまりお店等なかったのでが、レストラン等もかなりあってそれなりに栄えていました。友人曰く、綿陽で街の中心地の次に栄えているそうです。
駅の周りの散策は少ししかしなかったのですが、とりあえず近くのショッピングモールに行ってみました。ハーゲンダッツやスターバックスなどのお高いお店が入り口近くにあります。
中は成都市にあるショッピングモール同様にとても綺麗でした。
階数が少なくて小さいモールだな~~~
と考えていたら舐めていました。。。
めっちゃ奥行きのあるショッピングモールでした。お店も結構入っています。中国のショッピングモールは基本的にどこも綺麗だし、テンションがあがります。
街の中心地まで直ぐに行ってみたかったのでシェアバイクで移動することにしました。地図によると自転車で21分。余裕で行けると思いました。
綿陽市内の道はかなり舗装されていた
筆者は基本的には自転車での移動がとても好きです。理由は
1:街中の様子をより細かく肌で体感できるから
2:途中で止まってゆっくり写真や動画を撮れるから
3:運動になるから
綿陽の中心地に向かっている途中、色んな事に気が付きました。例えば
1: コンビニを見なかった(市街地にも見当たらず)。恐らくあったとしても少ないです。理由謎。
2: 道が全体的にかなり舗装されていて自転車を漕ぎやすかった。
3: 2件目のウォルマートを発見(既に駅前に1つあったんだけど)
4: 市街地に向かう21分間、ずっとお店が並んでいた。
5: 大通りがとても広い
正直、成都よりも車を運転しやすそうだし、自転車は漕ぎやすかったです。
ウォルマートがそれなりに近い距離に2件あるのは驚きました。そんなにお客さんが来るんですね。
马家巷/商業街②
街の中心部は人は多かったですが、成都ほど路上はゴミゴミとした感じはなかったのです。とにかくお店の数が半端なかったです。百貨店が同じエリアに4つあったり、少し離れた所を含めると6個以上は確実にありました。
そんなに百貨店必要ですか?
と思いますが、潰れないという事はそれだけお客さんが入っているということでしょう。
街の中心地に到着したら必ず「马家巷」という所に行ってみてください。フードストリートのようになっていて多くの若者がこちらで食べ物をつまみます。
正直、範囲はとても狭いです。なので一瞬で探索は終わります。
人民公園➂
成都にも人民公園はありますが、綿陽の街中心部にもありました。中国では人民公園の近くは発展すると中国人の友人が言っていたのですが、確かに成都の中心地も、綿陽の中心地も人民公園からとても近いです。
正直、成都の人民公園よりも綺麗だと思いました。カップルも何組か見かけたのでデートスポットとしても使えそうです。
確か、成都の人民公園にも若者が遊べそうなアトラクションがあったと思いますが。绵阳のアトラクションはとても充実してました。ジェットコースター、メリーゴーランド、他にも色々なアトラクションが満載で小さな遊園地の様でした。遊園地とお祭りが混在していました。
のんびりとくつろぐスペースもしっかりと用意されています。ここは年配の方の比率が高かった気がします。筆者もこの時点でかなり歩いていたので少し休憩をしようと思ったので、他にも行きたい場所があったので休憩をしませんでした。
小さな子どもが遊べるアトラクションもしっかりとあります。
小さい子どもから年配の方まで全ての年代が楽しめるように工夫されてる!
ぜひ、綿陽に行ったら人民公園も訪れてみてください。
富乐山公园④
街の中心地に「富乐山」という三国志の劉備が名付けたと言われる公園があります。少しだけ山を登ることになりますが、絶対に行くべきです。特に、三国志が好きな方はここに行くだけで涙が止まらくなるでしょう。
ここはただの公園ではありません。登っている途中に中国の歴史を感じさせてくれるものをいくつか見ることが出来ます。
少し登るとこのような建物が見えます。この日はとても晴れていて写真映えしました。何と、この建物。。。
無料で上まで昇ることが出来ます!
正し、気を付けてください。5時前には入れなくなります。筆者はそれを知らずに行ったのですが、運が良いことに4時くらいに行ったので上から風景を写真や動画に収めることが出来ました。
自然と建物が上手く共存している街だと思いました。
ちょっと分かり辛いですが、次の目的地の「越王楼」が真ん中辺りに映っています。朝まで雨が降っていたせいか、空気が綺麗で涼しく、しばらくここにいたかったのですが警備員に5時前に追い出されました。
越王楼⑥
この時期の四川省(6月下旬)は8時半くらいにならないと明るくなりません。越王楼には7時前くらいに到着するようにしました。写真は9時くらいに撮った写真です。
重要:もしも筆者のように日帰り旅行を考えているなら高速鉄道は最終便を予約することをお勧めします!
無料で上まで行けると思っていたのですが、何と50元(800円くらい)取られました。思わぬ出費でしたが、绵阳の夜景が見られると思ったら大したお金ではないと思いました。
上に行くとこのような風景が広がっていました。正直、これでもそれなりに綺麗でした。ただ、夜になるともっと凄いことが。。。
8時きっかりになるとプロジェクトマッピング(?)が始まりました。ただのライトアップではありません。演出を使って建物全体を利用して派手にやってました。
え!8時でまだ明るいんですけど!
写真はある程度暗くなってから撮ったものですが、8時の時点では明るかったので建物にマッピングはほとんど映っておらず8時半になって暗くなるまではかなり微妙でした。。。恐らく、1年中毎日、または週末にやっているのだろうけど時間を変えていないと思います。
8時以降の綿陽は鬼のように楽しいです!
これが暗くなった後の景色です。どうですか?めちゃ綺麗じゃないですか?
正直、かなりテンションが上がりました。朝からずっと歩いたり自転車に乗っていたので疲れが溜まっていたはずなのですが、一気に疲れが吹き飛びました。
これが中国では三線都市なんて信じられません!
ここは上海でも北京でも深センでもありません。成都でもありません。田舎町と言われる三線都市「四川省綿陽」です。
铁牛广场⑥
11時前に最終便で予約した高速鉄道の事も考えて8時40分くらいに移動をしました。正直、もう少しいたかったのですが仕方がありません。最終目的地に向かいました。
広場に向かっている途中、橋の上からこのような写真が撮れました。とても美しいです。
河の色も青だけでなく、緑、赤、ピンク、紫等々、色んな色に変化をしていました。とても幻想的でした。
広場に着くと大勢の人達がライトアップを背景に踊っていました。とても楽しそうでした。とても若者が聴くようなアップテンポな曲でおじさんおばさんも一緒に踊っていました。
下の広場では打って変わって皆のんびりと過ごしています。下に降りたかったのですが時間がなかったので行きませんでした。
そして、これが広場側からみた光景です。先ほどまでいた「越王楼」と後ろにある塔、そして色が変化する橋の下の小さい滝のコントラストがとても綺麗でした。こんなのがもしも毎晩見られるようだったら本当に最高だと思いました。
逆側にある橋も地味にきれいだったのですが、越王楼側の景色が綺麗すぎてちょっとこちらは下から見ると少し霞んでしまいました。。。
さて、如何だったでしょうか。このブログを見て綿陽の街を回れるように少し工夫をしてみました。もう一箇所くらい绵阳の観光スポットに行けると思いましたが、自転車で行くには少し面倒な距離だったので行きませんでした。
11時前の高速鉄道を予約したので最後の方は少しだけ急ぎ足になってしまったのですが、四川省「綿陽」は三線都市とは思えないほど大きく発展をしていました。
そして夜の景色はとても綺麗で人々の活気は本当に凄かったです。何度も言いますが、日帰り旅行を考えている場合は夏は暗くなる時間がとても遅いので気を付けてください。
五線都市にも入れない圏外都市「おまけ」
最後に、もう一つ付け加えたい内容があります。綿陽に高速鉄道で向かっている途中の駅で2つ程気になる町を見つけました。
「青白江区」と「广汉市」という町です
最初、将来の小旅行先の候補に入っている四川省「徳陽」を通過したのかなと思って地図で調べたのですが違いました。
駅近くの写真ですが、建物がそれなりに沢山ありました。写真には写っていないですが。建設中の建物も沢山。。。青白江区
次に通過したのは「广汉市」という小さな町です。これも電車の中から撮った写真ですが、建物が結構多いことが分かると思います。それなりに広範囲に建物が並んでいました。
「青白江区」「广汉市」共に五線都市にさえ入っていない小さな町ですが物凄い勢いで発展している様子が電車の中から伝わりました。
中国は本気で小さい町まで発展させようとしています
一線都市のような既に大都市に発展した都市部だけでなく、中国全体で発展を成し遂げようとしている意気込みを感じることが出来ました。今後の中国は益々発展して見るのが楽しくなっていく思います。今後の中国に期待です。
それでは、今回の記事はこれにて。
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