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昨日(2020年3月7日)、武漢閉鎖辺りからずっと中国で引きこもり生活をしているひじパンダです。約1ヶ月半ぶりに中国四川省成都の中心部、春熙路,天府广场,宽窄巷子に行って来ました。今回の記事では最新の成都の街の様子や、成都の街のガチのウイルス対策について書きたいと思っています。
久しぶりに街の中心部に行ってテンション上がりました
そもそも四川省成都ってどこですか?
過去の記事で成都について大分紹介しているので、成都の街について興味がある方はひじパンダの過去の記事を読んで頂ければ幸いだが、新型コロナウイルスですっかり有名になってしまった湖北省武漢から約1162㎞離れた街にひじパンダは現在います。
※ちなみに、「東京―大阪」は約498㎞なのでその倍以上の距離があります。
簡単に成都についてざっくり説明をすると
1:パンダで有名な街
2:三国志の蜀(劉備)で有名な街
3:おそらく「一帯一路」の中心都市に将来なるであろう街
中国で一番美人が多いことでも有名らしいぞ
さて、細かい話は過去の記事で沢山書いてあるので。そちらを参照して頂きたい。
どうしてこのタイミングで成都中心部に行ったのか
どうして一ヶ月半、耐えに耐えてこのタイミングで街の中心部に出かけたかというと。
新規患者が最近ほぼ出てない
最近、成都でも四川省でも新型コロナウイルスの新規感染者がほぼ出ておりません。中国のガチなコロナ対策封じ込めの成果だと思います
中国嫌いな人は「中国政府が隠ぺいしてる~」とか言いそうだけど
中国の新型コロナウイルス対策は本当に凄い
この一ヶ月は、中国の本気のウイルス対策を経験してきました。武漢が閉鎖された数日後、都心部でもそのガチ対策を経験しているし、今住んでいるアパートやアパート周辺でもドン引きしてしまうくらいハイレベルで行われています。近所でこのレベルなら、都心部や公共交通機関でも大丈夫だろうと確信をもって行くことにしました。
やはりストレスが溜まっている
皆さんは一ヶ月半以上も行動範囲が狭められて、家族にも親戚にも友人にも会えないという状況を過去に経験したことはあるでしょうか?今現在、ひじパンダはそんな状態です。外出禁止令が出ている武漢市よりも成都の状況ははるかにマシだと思いますが、気軽にどこかに遊びにいける状況ではありません。
ひじパンダは逆境でもポジティブな部分を探そうとする癖があるので、それを信じて行動することが出来ますが、人によってはこの生活は発狂レベルに達する可能性もあると思っています。
それでもやはり、自由が制限されてストレスが溜まらないはずがないです。都心部に行っても大丈夫そうか、公開データとひじパンダが現在経験している政府の対策を判断基準にして都心部に行っても問題無さそうだと思い行くことにしました。
都心部に行っても感染リスクは限りなく低い
それでは、成都の現在の様子と街中で体験してきたコロナウイルス対策を書きたいと思います。長文になりそうですが、現地で撮った成都の写真と共にお楽しみください。
地下鉄の対策も相変わらず凄い
武漢閉鎖数日後に地下鉄に乗った時には「出来ればマスクをしてください」程度の案内だったのですが、「マスクをしてください」に変わっています。マスクをしていないと電車には乗れません。恐らくバスにも乗れないと思います。日本も法的罰則を付けてこれくらいは出来るのではないでしょうか?
アルコールの持ち込みが何故か禁止されています。理由はわからないですが、酔って暴れる人が出てくるからかもしれません。ストレスが溜まっている人もいるので。。。
相変わらず成都の駅はとても美しいです。もうこれを見ただけで涙が出て来そうになりました(T^T)/ちなみに、ここは近所の普通の駅です。成都の駅はどこもこれくらいのレベルです。
改札を通る際に体温チェックはもちろんあります。体温チェック
まとめ:公共交通機関
1:マスクは必ず着用(着用しないと乗れない)
2:アルコールは持ち込めない
3:体温チェックあり
春熙路(chunxilu)フードコートでの対策
春熙路の駅構内ですが、思っていたよりも人がいます。武漢閉鎖直後はお店が春節で大分閉まっていたのもあると思いますが、少し活気がありました。ただ、写真を見て分かるようにいつもよりは少ないです。
春熙路駅の地下には若者に人気のフードコートのようなものがあります。安くてそれなりに美味しいです。そのフードコートの前ですが、いつもと様子が違います。。。入口の所に消毒をするスタッフの方がいます(上の写真)。体温チェックはなかったのですが、やはりどこも管理が大変そうです。
中のお店は下の写真のように閉まっている所も多かったです。ただ開いているお店もそれなりにありました。
いつもは上の写真のように活気づいていますが、今回行ったときは下の写真のように人がやはり少なかったです。
春熙路(Chunxilu)街中での対策
正直、思っていたよりも人が多いと思いました。上の写真はいつもの春熙路で下の写真は今回の春熙路です。マスクはさすがに皆付けています。マスク率ほぼ100%です。
上の写真のようにメインストリートの入り口のところに警察の方が何人かいました。この警察官の人達は体温チェックや消毒はしていなかったのですが、数か所あるメインストリートの入り口には警察官が必ずいましたね。
下の写真は警察なのか治安隊の方なのかわからないのですが、街の至る所で巡回をしていました。物凄く厳戒態勢なのが伝わってきます。
上の写真は春熙路にある日本のイトーヨーカドー写真です。成都でとても人気があり、数店舗が成都だけでもあります。デパートの入り口では体温チェック、消毒が1人1人行われます。下の写真は中国のデパートの写真ですが、ここでも体温チェック、消毒が行われていました。
まとめ:街の中心部
1:街中のマスク率はほぼ100%
2:メインストリートへの全ての入り口に警察がいる
3:警察の見回りがかなり強化されている
4:デパートの入り口で必ず温度チェックと殺菌消毒
店内飲食での対策
四川省と重慶にしかないと言われている「家乡其」というお店で早い晩御飯を食べることにしました。安くてお腹いっぱい食べたい時に時々行くフランチャイズのお店です。成都市内に沢山あるので、成都にお越しの際はぜひ行ってみてください。
店内に入ると体温チェックをして用紙に名前、電話番号、体温を記入します。このお店は自分で温度チェックをする形でした。ちなみに家の近所のお店では店員さんが温度チェックをしてそれで用紙に自分で記入をしていました。現在、恐らくは中国全土で店内飲食は必ず「名前、電話番号、体温」の記入が必要になります。そうしないと国からの営業許可が下りないんだと思います。
店員さんは使い捨て手袋をして接客をしていました。かなり頻繁に交換して捨てていたので大分徹底されていますね。
川式少炒肉盖餐というセットメニュー22元(約335円)を注文することにしました。ここのお店の良い所はコーラ(店によっては他の選択肢もある)とご飯のご飯のお替りが自由な所です。食べ盛りの若い人達に人気のお店の理由の1つです。
335円でこのクオリティーです。とても美味しかったです。ご飯もしっかりとお替りをしてお店を出ました。
まとめ:店内飲食
1 : 店内飲食の際は必ず名前、電話番号、体温を記入
2 : 店員さんは頻繁に使い捨ての手袋を交換
3:どこのスタッフもマスク着用は必須(接客業は絶対)
天府广场の様子
こちらも成都の街の中心地の1つで春熙路の直ぐ近くにあるのですが、写真を見て分かる通り、人が全くいない状態です(上の写真)。。。まあ、夜の美しい景色を見に来ただけなので人がいなくても良いのだけど。。。下の写真はいつもの様子です。
階段を下りて下に行くとこんな感じです。お店が大分閉まっています。春熙路ではお店が大分開いていたので、その差が人の量に反映しているのかもしれません。いつもはお店が沢山あって賑わっています。
こんな状況でも漢服姿の人達を見かけました。そういえば写真を撮り忘れたけど春熙路でも漢服姿の人達や日本のJK姿の女の子を何人か見かけました。成都では漢服、日本のJK制服、ロリータファッションを来て街を歩く女の子が結構多いです。しかも、成都は中国で美人が一番多い街と言われているだけあって、ファッションモデルになれそうな子も沢山見かけます。
巷子宽窄の状況
巷子宽窄は成都を訪れたら必ず観光客が訪れる場所の1つです。いつもは写真のように人で賑わっていて歩くのも大変なことがあるくらいです。それでは本日行った時にはどうなっていたでしょうか。。。。
めっちゃ人いなーい~~~~
巷子宽窄には何回も行ったことがあるのですが、こんなに人がいない状況は初めてです。物凄く静かで独り占め感が半端ないです。せっかくなので気分転換がてら、近々また行こうと思っています。
こんなに人がいない巷子宽窄を見ることはもしかすると一生できないかと思い、ビデオを撮りました。静かな巷子宽窄をぜひ楽しんでください。
お持ち帰りのお店も徹底してる
帰りにドリンクをドリンクを買って行きました。いつも名前を忘れてしまうのですが、中国好きでこのドリンクが恋しい方も多いでしょう。デザートがドリンクに大量に入っていてミルクティーを飲んだ後に残りのデザートをスプーンで食べられるという最強のコンビネーションドリンクです。これがたったの12元(182円)です。
さて、このドリンクを購入した時にある物が目に留まりました。
何と!店員さんの名前と体温、消毒した時間がモニターに記載されているではないですか!!!これは政府の指令なのか、お店単独でやっているのか分からないですが、お客さんに安心感を与えてくれますね。そういえば、中国では食べ物の配達サービスがかなり普及しているのですが、他にもこんな対策をしているようです(ひじパンダはまだ利用したことがない)。
動画のように配達員とお客さんが直接に触れないように商品を受け渡すサービス。他にも作った人や配達した人の名前と体温を記入した用紙をお客さんに渡すサービスも提供しているようです。
お持ち帰りのお店や配達サービスの工夫
1:店員さんの名前と体温、消毒時間を表示
2:配達員とお客さんが直接に触れないように工夫
3:料理を作った人や配達員の名前と体温を記載したものをお客さんに渡す
アパートに戻る時も体温チェック
アパートに戻る時にも毎回必ず体温チェックがあります。風邪とかでも熱が出るので、体調管理をしっかりとしておかないとアパートに戻れなくなる可能性があるので、食事と睡眠は必ずしっかりととるように心掛けています。
他にも色々と体験してきた対策は以前の記事でも書いたので、ぜひ↓の関連記事を読んで頂ければ幸いです。
アパートの対策まとめ
1:アパートに帰る時は必ず体温チェック
2 : アパートの住人じゃない人は必ず登録してから入る
3 : エレベーター等をまめに消毒、掃除
4 : アンケート(旧正月中どこにいたか等)を徹底
さて、如何でしたでしょうか?ひじパンダが経験した中国の新型コロナウイルス対策を一通り解説させて頂きましたが、この記事、又は以前書いた記事の中で書ききれなかったもの、又はひじパンダがまだ体験してない、知らない対策も沢山あるはずです。武漢市に住んでいる中国人の友人は未だに外出許可が出てないらしく、外出を控えているだけの成都よりも武漢市、又は湖北省ははるかに厳重な新型ウイルス対策をしているはずです。
正直、日本政府の役人にはぜひ対策として取り入れられるところは取り入れて貰いたいです
この記事を読んでも日本政府の新型コロナウイルス対策はしっかりしているという方がまだいるのであればもう何も言うことはありません。日本のナルシズムや中国を見下す偏重に浸っていてください。
それでは、次回の記事にご期待ください。
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