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中国四川省成都で引きこもり生活をしているひじパンダです。コビット19(新型コロナウイルス)で武漢が閉鎖されてもう3週間以上が経過しました。つまり、日本に一時帰国をすることを拒んだひじパンダの引きこもり生活も既に3週間以上経つことになります。その生活模様については次回の記事で書かせて貰おうと思いますが、今回の記事では・・・
日本ではあまり知られていないであろう中国のコロナウイルス対策
これを現地視点からお届けしたいと思います。
※以下、新型コロナウイルスの名称を「コビット19」で統一します
日本メディアが伝える中国のウイルス対策
基本的に日本のメディアで流されるコロナウイルス情報はヤフーニュースやSNSから拾っているのですが、日本で伝えられている中国のコビット19対策は
湖北省武漢閉鎖!浙江省温州閉鎖!
中国からの渡航制限!!!
武漢で仮設病院を10日間で突貫工事や!
など、恐らくそういう大きな対策しか伝わっていないと思います。まあ、日本の国民生活には直結しないので伝える必要も特にないので伝わるはずもないですが。では、中国ではどのように市民生活レベルで対策が取られているか、これから中国に来られる方、戻って来られる方、又は中国の一般生活が気になっている方もいると思うのでまとめます。
体温チェックが至る所であります
体温チェックをされるところが多くなりました。武漢閉鎖以降はほとんど近所でしか出歩いてないので現在はどこで体温チェックがされているのか全部は把握していないのですが、自分が経験をした範囲では
今日からアパートの所で体温チェックが始まった😆帰宅時は毎回体温チェックされるみたい😆え?楽しそう?楽しんでるよ😂 pic.twitter.com/cFFeI5U7vj
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) February 7, 2020
ここまで体温チェックが厳しいと風邪も引けません!
ひじパンダが一番恐れているのは他の病気にかかってコビット19と勘違いをされてしまう可能性があることです。なので、健康のために毎日8時間は必ず寝て、食事は野菜中心にしています。
ここまで健康に気を使ったのは人生で初めてかも
より健康でいるために早くジムに行きたいところですが、コビット19のせいでまだ開いておらず。。。運動したい。。。近所の中国市場に一度だけ行った時の動画をこちらに貼りつけたので、もしも興味のある方はご視聴ください。
マスク着用は義務ではなさそうですがほとんどの人がしています
四川省成都の街ではマスク着用を促すことはしていますが、義務ではありません。マスクを着用せずに歩いている人もごくたまにいます。
あ!犬の方じゃないですよ!!!奥の人!!!
武漢が閉鎖された後、地下鉄にただ一度だけ乗ったのですが、マスクを促すサインはありましたが、義務ではなかったです。もしかすると今では義務化もしれないですが、多くの都市ではマスク着用は義務ではないと思います。たぶん、こうはならないと思います↓
アパートの出入りがめっちゃ厳しくなりました
武漢市が閉鎖された後、湖北省から来た人がアパートに入る場合は必ず登録が必要でした。でも、現在は部外者の人達がアパートに入る際は全員登録が必要なのでこのサインは今はありません。アパートの住人は全員「出入りカード」を作りました。後、警備員のおじさんが住人の顔をほぼ全員覚えているっぽいので、部外者が無理やりアパートに入ろうとしても難しいと思います。
ひじパンダが通う学校も厳しい対策をしています
学校側の対応が物凄く早いです。Wechat(微信)のグループチャットで定期的に情報が飛んできます。日本では考えられないかもしれないですが、メールではなくWechatで情報等が飛んで来ます(メールでは情報は飛んできません)。なので
Wechat(微信)は中国生活では必要不可欠です
授業をオンラインレッスンに切り替える
2月の上旬に
3月からの授業はオンラインレッスンに切り替えます
という通知が学校側から来ました。「同意しますか?」「同意しませんか?」という選択肢はいちよありましたが、中国に残りたいひじパンダからすると実質「同意する」の一択しかなかったようなものでしょう。こんな状況の中で
いや!自分はコビット19に感染しても学校で授業を受けたい!
なんてことは言いません。授業のやり方についてはビデオなのか、ライブストリームなのかはまだ確定しておらず、中国以外の場所、特にヨーロッパにいる学生たちからはビデオ希望が多そうです。意見を主張したいヨーロッパの人達からはこんな意見が学校のグループチャットで展開されています。
大学敷地内に入れない
学校の授業が始まるまで大学の敷地内には入れません。もしかすると、オンラインレッスンになった場合はそれ以降も大学の敷地内に入れないかもしれません。まあ、自分は大学にしばらく用事がないので大丈夫なのですが、大学の学生寮に住んでいる留学生が不便そうです。
内容を要約すると、「夜11時以降は寮生でも大学敷地内に入れない」というものです。これはかなり不便そう。。。でも、よく考えたらひじパンダも一日一度、しかも昼間に近所で買い物しかしていないので、正直、友人が寮内にいる留学生の方が状況はマシかもしれません。
めっちゃ厳しい通知内容
他にも色んな通知が来ています。しかも結構厳しい内容の通知です。例えば。。。
何!大袈裟に言い過ぎだろうって!?じゃあ、原文をこちらに
次のはもっと厳しいことが書いてあります。
ひじパンダ、移動の自由が制限されております
英語が読める方なら、結構厳しい内容の事が通知されていることがわかると思います。これをベッドの上で横になりながら読んでいた時、正直。。。
マジかよ!!!と目が覚めました
友達に会いたいし、ジムに行きたいし、美味しい食べ物を食べたいし、早く元の学校生活に戻りたいです(><)/
アンケートを求められる
「今どこにいるのか」、「武漢市や湖北省に武漢閉鎖前に行ったか?」、「成都にいるとしたら現在の住所はどこか?」等など、結構細かいアンケートの提出を求められました。大学側もコビット19が拡大しないように抑え込むのに必死です。
イベント等が続々と中止になっています
春節のイベントも多くが中止されたのですが、中国人の友人情報によると学校の休み明けの3月の試験は延期(中止?)になったそうです。そして、4月に行われる予定だった漫展イベント(アニメ・漫画イベント)も中止になったとのこと(涙)
四川美女たちに会えないではないか!!!
楽しい試験(^^)/楽しいイベントが湖北省武漢市から離れた四川省成都でさえ早い段階での中止が余儀なくされています。日本の政府に言いたい。。。
あの~、今年の東京マラソン、本当に開催するんですか?
春節明けの仕事初めが遅くなっています
本来は今月初めごろから多くの会社やお店が春節休み明けで始まる予定でしたが、それが10日からに延期になったり、10日以降に延期になったりと、現在(15日)でも多くのお店が閉まっております。10日から仕事が始まったところもありますが、基本的に大手の企業ばかりです。
近所のお店も下の写真のように未だに活気がない状態が続いています。早くコビット19が落ち着いて元の生活のように戻って欲しいです。
SMSでメッセージがめっちゃ来ます
下の写真のような形でどこからかコロナウイルスに関するメッセージが結構頻繁に届きます。どこで登録したか全然覚えていないですが。。。このメッセージでは日本で80歳の女性が亡くなったニュースのことも書かれています。
追加事項
中国のコビット19対策に関して書き忘れたことや後で気が付いた事をこちらの項目に逐次追加していきたいと思います。
湖北省武漢閉鎖
1月23日(木)午前10時に武漢市が閉鎖されました。交通機関を利用しての武漢市への出入りは全面的に禁止になりました。人口約1100万人、総面積8569.15㎞2の大都市が(ちなみに東京の人口約1400万人、総面積2193.96㎞2)ロックアウトされました。東京より少し少ない人口、東京の約4倍の総面積を誇る武漢がロックアウトです。
中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスの情報がなんか読んでて分かりにくかったり、欲しい情報が分散したりしてるので分かりやすくブログにしました。最新情報を集めて定期的にブログを更新したいので、情報があれば情報源のサイトと一緒に教えて頂ければ幸いです。https://t.co/dXHqGs9aEn
— 遅咲き中国留学/ひじパンダ🐼🇯🇵🇨🇳/ 四川省が好きで成都留学 (@hijisancom) January 23, 2020
国内外の団体ツアー禁止
1月27日(月)に中国からの団体ツアーは全て禁止となりました。春節と時期が重なったこともあり、中国国内外の経済はかなり打撃を被ったと思います。中国人は旅行でお金を沢山使ってくれるし。
湖北省全域閉鎖
時系列は追えなかったのですが、武漢市だけでなく湖北省全域が既に封鎖されているみたいです。
中国東部・浙江省温州市も封鎖される
2月2日(日)、湖北省武漢市以外にも封鎖された街があります。人口900万人を抱える温州市の当局によると、生活必需品の買い出しのための外出は、2日に1度、各世帯1人に限り許可されたそうです。外出制限がめちゃ厳しい措置を取りましたね。
企業の休業措置の通達
湖北省では企業への休業措置(例外あり)が本来2月21日までの通達だったのが3月11日までに通達されたようです。ちなみに、ひじパンダが住んでいる四川省成都の企業は2月21日の時点で未だに多くのお店が休業しています。省によって対応が異なるので、四川省はどこまで企業の休業措置を取っているのかわからないですが、3月から多くの企業が仕事をしてくれることを祈っています。
中国全域の学校でオンラインレッスンへ
コビット19の影響で学校へのスクーリングが禁止にされています。2.7億人が自宅からオンラインレッスンを受けるという中国の新たな挑戦です
小さなお店でもお客さんの温度チェックしているところも
デパート、アパートの出入り、市場、公共交通機関以外のところでも個別の店対応で温度チェックをしているところもあります。何かしらの事情で国から支持をされていたかどうかはわかりません。ただ、このお店では珍しくマスクが先日売られていたので(コロナウイルス拡散後にコンビニでマスクを売っているところは見たことがないです)、その条件を満たすために必要だったのかもしれません。何故このお店だけなんだろう。。。
お店の店員達も定期的な温度チェックが必要
国からの指示でしょう。定期的な体温チェックをするのは必要なようです。店員さん同士で温度チェックをして表に何かを記入しているのをたまに見ます。
国の通達の張り紙を警察官がお店に貼る
お店に国からの通達を張るのは警察がしています。かなり大変な作業ですが、強制力を付けるために必要な措置だと思います。
警察官を明らかに増員している
明らかに警察の数が街中に増えています。通達をこっそりと破って営業するお店等を取り締まったりするためでしょう。日本にここまでのガチ対策が出来ますか?
武漢市では自宅隔離がさらにガチ
自分のいる成都市では移動の制限はあまり厳しくないのですが(自分も含めてほとんどの人が感染が怖いので移動範囲を自主的に近所に留めていますが)、武漢市や湖北省の移動制限はかなり凄そうです。
また気になったことがあれば追加事項にどんどん追加していこうと思います。。武漢市から離れたこの四川省成都の街でさえこのレベルの対応です。湖北省や武漢市の対応はさらに厳重なものになっている可能性は非常に高いです。中国は本当に大丈夫なのか友人にたまに聞かれますが、ここまでハイレベルな対応をしていれば逆に安心感さえ覚えます。
日本政府の対応とどう違うのか比較するのも面白いかも
四川省成都での超厳重化の中での引きこもり生活の様子を書いたブログ記事もあるので、お時間があれば読んで頂けたら幸いです。
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コメント
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[…] 体温チェックが至る所であります(アパートへ帰ってくるとき、デパート、市場、公共交通機関、個人店等々) マスク着用は義務ではなさそうですがほとんどの人がしています(武漢市や被害がさらに深刻な所は義務だと思います) 学校は全てスクールリングが出来ないのでオンライン授業です(2.7億人がオンライン授業を受けると言われています) 学校と国の指示で移動の自由が制限されています(一部、法的拘束力があるかも) 多くの企業やお店が仕事を再開できない、又は自主的に再開していない 飲食店はテイクアウトのみ。店内で飲食できない マスクをしないとどこのお店にも入れない SMSで逐次情報が伝わってくる 団体ツアー禁止 街を封鎖 警察官の巡回を増加(国の通知を店に警察が貼る) 自宅からの外出制限 詳しくはこちらのこちらの記事より⇒【中国の実態 コビット19対策】日本メディアが伝えない中国の対策 […]
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